解説
国風文化の成立
894年の遣唐使の中止後、唐の文化を消化して日本独自の国風文化が発達しました。唐の影響をもとにしながら、日本の風土や感性に合わせて独自に発展させた文化です。
- 894年の遣唐使中止がきっかけ
- 唐の文化を吸収・消化して独自に発展
- 10〜11世紀に最も栄えた
仮名文字の発明
漢字をもとにひらがな・カタカナの仮名文字が生まれました。これにより日本語の繊細な感情を自由に表現できるようになり、優れた文学作品が誕生しました。
- ひらがな:漢字の草書体から
- カタカナ:漢字の一部から
- 仮名文字で日本語表現が可能に
文学作品
紫式部の源氏物語は世界最古級の長編小説です。清少納言の枕草子は「春はあけぼの」で有名な随筆です。紀貫之は古今和歌集を選び、土佐日記も書きました。
- 源氏物語(紫式部):世界最古級の長編小説
- 枕草子(清少納言):「春はあけぼの」
- 古今和歌集:最初の勅撰和歌集
浄土信仰
末法思想の広まりとともに、阿弥陀如来を信仰し極楽浄土への往生を願う浄土信仰が広まりました。藤原頼通が1053年に宇治に平等院鳳凰堂を建立しました。
- 浄土信仰:極楽浄土への往生を願う
- 末法思想:仏教の教えが衰える時代
- 平等院鳳凰堂(1053年)
美術と生活文化
大和絵は日本の風景や貴族の生活を描いた日本独自の絵画です。貴族の女性は十二単を着用し、寝殿造の邸宅で優雅に暮らしました。
- 大和絵:日本風の絵画
- 十二単:貴族女性の正装
- 寝殿造:貴族の住居様式