解説
高度経済成長と国民生活の変化
1950年代半ばから1970年代初めにかけて、日本は年平均10%以上の経済成長を遂げました。池田勇人首相が掲げた所得倍増計画のもと、重化学工業が発展し、エネルギー革命で石炭から石油への転換が進みました。国民総生産(GNP)は世界第2位となり、テレビ・洗濯機・冷蔵庫は「三種の神器」と呼ばれて家庭に普及しました。1964年には東海道新幹線が開通し、東京オリンピックが開催されました。1970年には日本万国博覧会(大阪万博)が開かれました。
- 所得倍増計画のもと、重化学工業が発展
- テレビ・洗濯機・冷蔵庫が「三種の神器」として普及
- 東海道新幹線開通、東京オリンピック、大阪万博の開催
公害問題と石油危機
急速な工業化の代償として深刻な公害問題が発生しました。イタイイタイ病、水俣病、四日市ぜんそくなどの公害病が社会問題となり、公害対策基本法の制定や環境庁の設置が行われました。1973年の石油危機(オイル・ショック)では、中東戦争をきっかけに石油価格が急騰し、高度経済成長は終わりを迎えました。その後日本は貿易摩擦に直面する一方、政府開発援助(ODA)で途上国への支援を拡大しました。
- 公害問題:イタイイタイ病、水俣病、四日市ぜんそく
- 公害対策基本法の制定と環境庁の設置
- 石油危機(オイル・ショック)で高度経済成長が終了