解説
桃山文化の特徴
信長・秀吉の時代に花開いた桃山文化は、戦国大名や豪商の権力と富を背景にした豪壮で壮大な文化です。城の内部にはふすまや屏風に障壁画が描かれ、狩野永徳の「唐獅子図屏風」に代表される力強い作品が生まれました。姫路城は白壁が美しく「白鷺城」とも呼ばれ、桃山文化を代表する建築です。一方、千利休は質素な「わび茶」を完成させ、二畳の茶室「待庵」にその精神を凝縮しました。茶室のにじり口は身分を問わず屈んで入る設計で、茶の湯における平等の精神を表しています。
- 障壁画:狩野永徳の唐獅子図屏風が代表作
- 姫路城:白鷺城とも呼ばれる名城
- 千利休がわび茶を完成、待庵は究極のわびの茶室
南蛮文化と庶民の文化
安土桃山時代にはヨーロッパから南蛮文化が伝わり、カステラなどの菓子や活版印刷機がもたらされました。活版印刷機ではローマ字で「平家物語」(天草版平家物語)が印刷されました。芸能の面では、三味線に合わせて語る浄瑠璃が人々の人気を集め、京都では出雲の阿国が「かぶきおどり」を始めて大きな人気を博しました。また木綿が庶民の衣料として普及し始め、人々の生活にも変化がありました。
- 南蛮文化:カステラや活版印刷機が伝来
- 浄瑠璃や出雲の阿国のかぶきおどりが流行
- 木綿が庶民の衣料として普及し始めた