解説
大和政権の成立
3世紀後半、奈良盆地を中心に大和政権が成立しました。大和政権は大王を頂点に、各地の豪族をまとめた強大な勢力でした。大王は後の天皇にあたる存在です。
- 大和政権:奈良盆地中心の強大な勢力
- 大王:大和政権の頂点(後の天皇)
- 豪族たちをまとめた政治連合
古墳と前方後円墳
各地に巨大な古墳が造られました。前方後円墳は円形と方形を組み合わせた日本独自の墓で、鍵穴のような形をしています。大阪府堺市の大仙古墳は日本最大級で、古墳の周囲には埴輪が並べられました。
- 前方後円墳:日本独自の鍵穴形の墓
- 大仙古墳:日本最大級の前方後円墳
- 埴輪:人・馬・家の形の焼き物
ワカタケル大王と大和政権の広がり
埼玉県の稲荷山古墳と熊本県の江田船山古墳から、ワカタケル大王(雄略天皇)の名が刻まれた鉄剣・鉄刀が出土しました。関東から九州まで大王の名が広がっていたことから、大和政権の支配が広範囲に及んでいたことがわかります。5世紀には倭の五王が中国の宋に使いを送りました。
- ワカタケル大王(雄略天皇):稲荷山古墳の鉄剣
- 関東〜九州まで大和政権の勢力圏
- 倭の五王:中国の宋に朝貢
朝鮮半島との交流
古墳時代、朝鮮半島には高句麗・百済・新羅の3国と伽耶地域がありました。大和政権は百済と友好関係を結び、伽耶地域から鉄の原料を輸入していました。鉄は武器や農具に不可欠な資源でした。
- 朝鮮半島:高句麗・百済・新羅の3国
- 伽耶地域から鉄の原料を輸入
- 百済と友好関係
渡来人と大陸文化
大陸から渡来人が移り住み、須恵器(高温で焼く硬い土器)・漢字・仏教・儒教・機織りなどを伝えました。渡来人の技術は日本の国づくりに大きく貢献しました。
- 渡来人:須恵器・漢字・仏教を伝える
- 須恵器:高温で焼く硬い土器
- 仏教:6世紀半ばに伝来
古墳時代の文化
古墳の副葬品には鉄剣・銅鏡・勾玉・甲冑などがあり、大王の権力の大きさを示しています。埴輪は人・馬・家など多様な形があり、古墳の表面や周囲に並べられました。日常の土器には土師器が使われました。
- 副葬品:鉄剣・銅鏡・勾玉・甲冑
- 埴輪:多様な形(人物・馬・家)
- 土師器:日常の素焼きの土器