解説
世界恐慌の発生
1929年、アメリカのニューヨーク株式市場で株価が大暴落し、世界恐慌が始まりました。銀行や企業が次々と倒産し、失業者が街にあふれました。アメリカのルーズベルト大統領はニューディール政策を実施し、公共事業で雇用を生み出して経済の立て直しを図りました。
- 1929年ニューヨーク株式市場の大暴落が世界恐慌のきっかけ
- 銀行・企業の倒産が連鎖し世界中に不況が広がった
- ルーズベルト大統領がニューディール政策で公共事業を拡大
ブロック経済と持たざる国の苦境
イギリスやフランスは広大な植民地を持っていたため、自国と植民地の間だけで貿易を行うブロック経済を採用し、恐慌を乗り越えようとしました。しかし、植民地を持たない日本・ドイツ・イタリアはブロック経済の外に置かれ、深刻な打撃を受けました。これらの国々は資源や市場を求めて対外侵略に向かっていきました。
- イギリス・フランスは植民地を活用したブロック経済で対応
- 日本・ドイツ・イタリアは植民地が少なく大きな打撃を受けた
- 「持たざる国」は資源・市場を求め対外侵略の道へ
ファシズムの台頭
経済的な苦境の中、イタリアではムッソリーニが、ドイツではヒトラー率いるナチス(ナチ党)が台頭しました。彼らは民主主義を否定し、強い指導者による独裁政治(ファシズム)を掲げて国民の支持を集めました。ヒトラーはユダヤ人の迫害やベルサイユ条約の破棄を進め、軍備を拡大していきました。
- イタリアのムッソリーニがファシスト党を率いて独裁政治
- ドイツのヒトラーがナチス(ナチ党)を率いて政権獲得
- ファシズムは民主主義を否定し独裁と対外侵略を推進