解説
武士の登場と武士団の形成
10世紀ごろ、地方では治安が乱れ、弓矢や馬の技術にすぐれた武士が成長しました。武士は一族や家来を従えて武士団をつくり、惣領とよばれる長が一族をまとめました。天皇の子孫である源氏と平氏が有力な武士団の中心となり、各地に勢力を広げていきました。
- 武士:弓矢や馬の技術にすぐれた戦士
- 武士団:一族や家来で構成された組織
- 惣領:武士団をまとめる長
- 源氏と平氏:天皇の子孫で有力武士団の中心
武士の反乱と東北の戦乱
10世紀中ごろ、関東では平将門が、瀬戸内海では藤原純友が反乱を起こしました。11世紀後半には東北地方で前九年合戦・後三年合戦が起こり、源義家が活躍して東日本に勢力を広げました。東北では奥州藤原氏が平泉を拠点にさかえ、中尊寺金色堂を建てました。
- 平将門の乱:関東での反乱
- 藤原純友の乱:瀬戸内海での反乱
- 前九年合戦・後三年合戦:東北の戦乱
- 奥州藤原氏:平泉を拠点に繁栄
荘園と公領
地方の有力者が開墾した土地は荘園とよばれる私有地となり、税をまぬがれました。国司が支配する土地は公領とよばれ、農民は年貢として米や布などを領主に毎年おさめました。武士は荘園や公領を守る役割を担い、地方で力をつけていきました。
- 荘園:税をまぬがれた私有地
- 公領:国司が支配する土地
- 年貢:農民が領主に毎年おさめた税